このコースについて:
沖縄は日本の最南端に位置する県です。ユニークなカルチャーと暖かい気候と人々。沖縄は長寿県としても有名ですね。研究者によると、別の県民に比べて4つの違いがあるそうです。そのうちの1つが「食生活」です。
このコースでは、僕たちが60日かけて作り続けた沖縄料理から「体に良い」と「美味しい」のバランスが取れているレシピをピックアップして、作り方を紹介しています。食材の大半は日本の食料品店で手に入るものばかりですが、一部は沖縄独特の食材もあります。適宜、別の食材で代用して調理して見てください。(代替するプロセスも料理の醍醐味ですよね!)
このコースはレシピのカテゴリーに応じていくつかのセクションに別れています。「チャンプルー」「そば」「ご飯もの」「デザート」「おにぎり」「豚肉」です。沖縄のローソンに行けば沖縄以外では決して見ることのできないおにぎりが販売されていたりします(スパムエッグとか)。また豚肉の調理方法も複数あり、こんな加熱方法があるんだあと感心されるかもしれません。少なくとも僕らは、沖縄料理を通して新たな発見をし、その度に小さな感動を味わっていました。食材を集める段階から「へえ」と驚くこともあるでしょう。
このコースは、見る楽しさにもフォーカスを当てています。プレビューでいくつかのコースを見てください。またボーナスレクチャーではASMRのクリップも用意しました。ASMRには適切な日本語訳はなく「脳がとろけるような」と表現されることが多いようです。見て楽しむだけでなく、料理サウンドを楽しんでいただけるように工夫もしましたので、ヘッドホンで聞くことをお勧めします。
講師について:
読谷村と恩納村に滞在している時に、沖縄料理と長寿の秘訣を研究していました。研究していたというと大げさですね。滞在時は冬だったので、気温も20度前後でした。ビーチで横になりKindleで「沖縄長寿の秘訣」に関する本を数冊買い、パラパラとめくる程度。牧志公設市場や地元の農協に出かけては、親切なおばあちゃん達から料理方法を教えてもらい、家で作ることを繰り返していました。
いや、それにしても沖縄県民は豚肉をよく食べます。地元の食料品に行けば、見たことない豚肉のパーツが販売されています。そして野菜もよく食べます。彼らにインスパイされて僕らも60日間、沖縄の食卓を1日3回味わっていました。
これ嘘じゃないです。沖縄に来てから明らかに体調がいいんです。深い睡眠も取れるし、寝起きもスッキリです。もちろん「おおらか」な県民性に影響されてストレスのない生き方をしていたおかげもあったでしょう。でもやはり、一番の理由は食生活です。ベジタリアンは「ベーガンになったら、いつもコンディションがいいんだ」と言います。ほんとかよと疑心暗鬼だったんですけど、たぶん本当です。食生活を変えるだけで日々のパフォーマンスがガラリと変わります。
沖縄旅行から帰って来た人が沖縄料理を恋しく思い「また食べたくなる」のはよくあること。材料が揃えば、あるいは適宜、手に入る食材で代用すれば、割と簡単にしかも体に良い料理ばかりです。