本コースは、聴き方について造詣が深いカウンセラーの伊藤先生に私、武田がインタビューし、カウンセラー(相談を受ける人)がクライアント(相談を持ちかける人)とコミュニケーションを取るときに、
その技法をご紹介し、深堀りしながら蘊蓄(うんちく)を語ってもらっています。一つひとつが非常に深い内容のコースですので、大切な部分を聞き逃すことのないよう意識を向けてご視聴いただければ幸いです。
私とその相手とは、当然、同じ人格ではありません。育った環境も異なりますし、両者の持つ価値観も、また得意・不得意な分野も異なります。そのため、私がアドバイスしたことは、私にとって有効ではあっても、その方にとっては効果的でないことは十分にあり得ます。
一方、カウンセラーは悩みの原因はクライアントの中にあり、解決策もクライアントの内側に眠っていると考えます。
相談を受けた人の役割は、その相談を持ち掛けた人の内側にある解決策を、うまく引き出すこと=聴き方上手になることだと言えるでしょう。
自分の抱えている問題に対して、自ら解決策を見出し、行動を起こせば、その人の自律性=セルフコントロール力を高めることにもつながります。その支援を行いやすくするための留意点や注意点を11の視点・コツにまとめて紹介したのが本コースとなります。
カウンセラー職に就かれている方や目指している方にとってはもちろん、職場・学校・家庭など、人間関係が生じるあらゆる環境での相談や対話の場面において、十分にご活用いただける内容となっております。
本コースにより、部下から相談を受けたとき、または妻から、夫から、子どもや児童・生徒から相談を受けた際に、解決に向けて私たちがどのように支援して行ったらよいのか、その方向性や手順、道筋を探ることで、聴き方上手になることができるようになるでしょう。
本コースでは、それぞれのテーマについて、対話形式で掘り下げていきます。皆さまが疑問に感じるであろう点についても、質問をしておりますので、コース内での対話を視聴することを通して、解決されていくことも多々あるのではないかと思います。
本コースで学べることは以下のとおりです。
1. カウンセラーがクライアントに行っている効果的なコミュニケーション方法を学ぶことで、聴き方上手になることができる。
2. 人間関係を良好に保つために役立つ技法を学ぶことができる。
3. 他者から相談を受けた際に、本音を語ってもらいながら、より適切な支援を行うことができる。
4. クライアント(相談を持ちかける人)の欲求充足を通じて、相談を受けた人の欲求も満たすことができる。
本コースは対話形式で技法を掘り下げておりますが、要所要所ではスライドも織り交ぜ、ポイントが一目でわかるような形式となっています。ポイントはPDFにまとめておりますので、要点だけを復習したい方はPDFをダウンロードし復習することが可能です。
このコースでは、理論的なところを説明しておりますが、この理論をどのように活用しているかは種々のロールプレイのコースを視聴されると、より立体的な学習が図れるかと思います。