【まえがき】
Excelの機能は多岐にわたります。
マクロ(VBA)はプログラミングのため、少し敬遠されがちですが、知れば知るほど魅力がある機能です。
「Excelの機能ではこのようにできる」「VBAを活用するとさらにこのようにできる」という点をご自身が作成したプログラムを動かしながら、"体感"いただければと思います。
【本講座の目的】
◆なぜマクロ(VBA)は身につかないのか?◆
講座で大切にしているのは、動画講座であるからこそ、動作を見て内容の確認が取れる、という点です。
そのため、見て、手を動かして、動作を体感する、この3拍子が大切です。
ただし、基本的な点については、他の講座の「超入門編」で説明しておりますので、省略する部分もありますが、できる限り、お伝えしていければと思います。
多くの講座はそれぞれのマクロ(VBA)の使い方を、パーツや、部分ごとに説明していますが、肝心なそれをどう組み合わせたら、1つのファイルを作ることができるのか?は説明がありません。
だから、本を読むだけでは理解できないことが多いのです。
本にはそのノウハウが詰まっていて、とても良いのですが、その組み合わせ方の説明が少ないのです。
この講座で1番大切にしていることは、マクロを"体感"いただくのはもちろんですが、
「こういうカスタマイズ(変更)をすれば、自分のあの業務に役立つのでは!?とイメージをふくらましてもらうこと」です。
◆1つのファイルの作成で全体をつかめる◆
当講座で説明するのは1つのファイル作成です。
たった1つかもしれません。
それでも1つのファイルを作るために、様々なマクロを搭載し、自動化することによって、様々な効率化を図っていきます。
例えば、
1.「見積書」「請求書」の内容は同じなのに別ファイルで作成している、別シートで作成している。
→毎回、データをコピー&ペースト、もしくは、VLOOKUP関数、IF関数などを使って呼び出している。
→マクロでボタン一つですべてのデータが反映したらどうでしょうか?
2.上記で入力したデータを、また別のファイルで集計している。
→「見積書」に入れたデータをコピー&ペーストして、「一覧データ」シートに貼り付けている。
→「見積書」に入れたデータを「請求書」にもボタン一つで反映されるだけでなく、「一覧データ」として、入力したデータが一覧になるようにできたらいかがでしょうか?一覧にできるということはSUMIFS関数やピボットテーブルで集計ができます。
3.「見積書」などのデータに誤りがあり、修正が必要となった。
→データを一から入力しなおしている
→見積書にNoを付けておき、そのNoに対応するデータが呼び出せ、修正したい箇所だけ修正ができるといかがでしょうか?
上記改善が実現できれば、バラバラで行っていた業務が一元管理でき、1時間かかる仕事も3分で終わらせることが可能になります。
◆周りの人から信頼されるようになる◆
以上のことを行うと仕事の効率化が図れること、無駄な仕事がなくなり、他の人から感謝されることも増えることでしょう。
さらに、今回の受講の経験を活かし、他のファイルにも、その考え方を導入することで効率化をすることができ、全体的な効率アップを図ることができます。
現在、「様々な機能は知りたいけど、分厚い本だと読むのがしんどい・・・」
「ここをこういう感じにできる機能ってないの!?文字で読んでもいまいちわからない・・・」
という方。ぜひ一度サンプルからご覧いただき、ご検討いただければと存じます。
一緒に学習していきましょう!