- アフリカントレードビーズとは
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- ベネチアで作られたアフリカントレードビーズ
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- アフリカントレードビーズの価格
ガラスの装飾品であるトンボ玉は日本でもよく知られていて、コレクターや自分で作られる方も多くいらっしゃいます。アフリカントレードビーズというのは、20世紀初頭に至るまでにアフリカに交易のために持ち込まれたガラスビーズ(つまりはトンボ玉)の総称です。有名なのはシェブロンやミルフィオーリなどベネチア製のトンボ玉です。ベネチア製のトンボ玉は15世紀の帆船による交易の時代から、20世紀初頭まで物々交換のためにアフリカに持ち込まれました。
それ以前にもフェニキア時代、ローマ時代、ビザンチン、イスラム時代など、歴史上数多くのトンボ玉がアフリカ大陸に流入していました。大航海時代以前の交易は、サハラ砂漠を超えるラクダの背に載せて行われていました。ロマンがありますね。
そうしたトンボ玉は、世界の他の地域にはほとんど残っておらず、そのためアフリカントレードビーズという、アンティークのトンボ玉の1つのカテゴリーを形成しています。日本にもファン・コレクターはいますが、主に欧米で人気で、かつてアフリカに流入したトンボ玉の3分の2は既にアフリカを出て、欧米のコレクターの手に渡ったと言われています。
トンボ玉に興味のある方なら、ぜひアフリカントレードビーズの世界を垣間見て、その多様性に驚き、コレクションをしてみてください。この講座はコレクションの助けとなる基礎知識を提供するために作成したものです。
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