「料理代行」とは、その名の通り専任の調理スタッフがご自宅のキッチンを利用して自分の代わりに料理を作ってくれるサービスのこと。この講座では、料理代行サービスの基本的なサービス内容と流れを把握していきます。
料理代行サービスと言っても、料理をお作りして後片付けをして終了するというものではありません。料理代行サービスは、献立の組み立てやお客様一人一人の好みや体調、その日の気分に合った献立を組み立てることからスタートするのです。つまり、お客様とのコミュニケーションとサービススタッフのヒアリング能力、そして、コミュニケーション能力が必要ということになります。そして、提供する料理は安全でなければなりませんし、お客様の健康面などにも配慮する必要があります。当然、見た目や栄養のバランスにも配慮をしなければなりません。
美味しいけれどカロリー過多だったとか、極端に栄養が偏っている献立は料理代行サービスで提案する献立としては相応しいとは言えません。
つまり、ヒアリングは料理代行サービスの第一歩でもあり、全体のサービスの質の決め手となるのが第一歩のヒアリングなのです。お客様との円滑なコミュニケーションのためにも、絶対に聞いておかなければならないポイントや、これを聞いておくとよりお客様の状況を把握しやすいというポイントをレクチャーしていきます。
そして、ヒアリングが終了したら次はヒアリング内容を踏まえたうえで献立をご提案するという流れになります。ヒアリングをしてから献立を作るまでの時間はわずかです。短時間で、
・無理なく作れる
・栄養とカロリーのバランスがよい
・お客様のニーズに答えられる
という条件を満たした献立を組み立てて提案しなければなりません。この献立の組み立ては料理代行サービスにおいて非常に重要な作業となります。というのも、献立の組み立て方は、お客様の満足度に直接的な影響与えるだけでなく、時間内にすべての作業をつつがなく終わらせることができるか…を左右するものだからです。
この講座を終了した時には、料理代行サービスの基本的なサービス内容と流れを把握することができるだけでなく、ヒアリングテクニックと献立の組み立てに関するポイントをご理解いただくことができます。