- イントロダクション
- 360°VRパノラマ製作に必要な機材
- 機材のセッティング
- 撮影
- ステッチ①
- ステッチ②
- オーサリング
コースの紹介
Webやスマホなどでよく目にするGoogleストリートビューのように、全周を見ることができる「360°VRパノラマ」のコンテンツを製作できるようになるためのコースです。製作に必要な基礎知識を身につけ、機材のセッティング・撮影・ステッチ・オーサリングとビデオの講義と同じように作業していくことで、最終的には自分一人で360°VRパノラマを製作できるようになり、業務にもつながる可能性が出てきます。
撮影機材
まずは360°VRパノラマ製作に必要な機材(撮影機材・アプリケーション)について学びます。360°VRパノラマを製作するには一般的な撮影では使わないような特殊な機材やアプリケーションが必要になります。
このコースではNikonD5200・Sigma10mmフィッシュアイレンズ・パノラマ雲台 Nodal Ninja・ステッチソフト PTGuiPro・オーサリングソフト Panotour Proなどを使用します。
撮影機材のセッティング
必要な機材を理解したら次はセッティングです。特に360°VRパノラマ専用の雲台はセッティングをしっかり行わないと撮影ができません。少し面倒ですが完成度の高い360°VRパノラマの素材を撮影できるようにしっかりとセッティングを行いましょう。
撮影
いよいよ撮影です。撮影でミスをしてしまうとその後の作業が進みませんので、失敗や撮り忘れ箇所などがないように確認しながら慎重に精度の高い撮影を行いましょう。
ステッチ
撮影さえしっかりと行っていればステッチはさほど難しい作業ではありません。完成のイメージをしながら作業を行うと良いでしょう。またここで三脚を消す作業が入ります。三脚を消すことで完全な360°VRパノラマになり、初めて見た人はきっと驚くことでしょう。
オーサリング
オーサリングはステッチで作成した平面画像をPCなどで立体的に見えるようにする作業です。表現方法(表示方法)を決めて書き出すだけですのであまり難しいことはありませんが、完成した360°VRパノラマがPC上で見えると達成感が得られます。
最後に
360°VRパノラマは撮影する環境(状況)によって撮影時の注意点が異なったり、使用するアプリケーションも非常に様々な機能がありますが、このコースではそのようなケースごとの違いなどを盛り込むと非常に複雑で分かりづらい内容になるので、最もシンプルで一般的な360°VRパノラマの製作方法を解説しています。
撮影・ステッチ・オーサリングは他にも様々な方法がありますが、最も基本的な方法で360°VRパノラマをたくさん作っていくことで経験値が上がり「ここはこういうやり方もあるのではないか?」「こうやった方が作業効率が良い」「このアプリケーションにはこんな機能もあったんだ」「この表示方法の方が好み」など自分なりの製作方法が確立されてくるものです。私自身もそうでしたが、始めのうちは失敗することも多くもあるかと思います。それでも失敗を繰り返しながらたくさん作成していくうちにコツを覚えてきて、知らないうちに作業が簡単に思えるようになってきますので、ぜひ根気よくたくさん経験を積んでください。
私は山梨県富士吉田市に生まれ、高校まで地元で過ごした後、早稲田大学理工学部(応用化学科)を卒業。
卒業後は電力系の会社に就職し、初の赴任で沖縄に住むことになりました。
元々水泳などが好きでダイビングをしたいと思っていたところへ沖縄赴任だったので、すぐにダイビングのライセンスを取って沖縄の海に潜り始めました。
その後ダイビングもステップアップし、インストラクターになって仕事としてもダイビングに携わるようになり、多方面(多分野)の方々と接するようになると「安定した仕事も大切だが、自由な仕事(人生)も悪くない」と思うようなりました。
同時に公務員のような電力系の仕事とその先の人生に疑問を抱くようになっており、就職して7年で退職し(ダイビングとほぼ同時に始めていた水中写真を仕事にしたいという思いから)ダイビングインストラクターをしながら水中カメラマンを目指すことにしました。
そうは言っても当然簡単な道ではなく、ダイビングガイドをしながら勉強や営業の日々が続きます。
やがて少しずつ仕事がもらえるようになってきて、「Gallery H」という屋号で事務所(個人事業)を構えて活動するようになりました。
その後も水中カメラマン兼ガイドとして活動を続けていましたが、なかなか水中写真だけで食べていくことは難しく、陸上の雑誌取材、ブツ撮り、ブライダルカメラマンのお手伝いなどをさせていただきながら陸上写真にも力を入れていくようになります。
そんな中、360°VRパノラマという写真表現の存在を知り、「これは絶対に水中でやってみたい!」と思い、まずは陸上の360°VRパノラマの勉強を始め、そして水中でもできるようになりました。
陸上での360°VRパノラマができるようになると、パノラマの仕事を多く頂けるようになりましたが、私が生まれ育った地元からの仕事もいただけるようになってきて、「いつかは地元で活動をしたい」という思いと、家族(子供)の成長(保育園)などのタイミングも重なって、2015年の春にようやく生まれ故郷に戻って、屋号を「F360」と改めて活動を開始して現在に至ります。
カメラは私の仕事である水中写真やパノラマ写真だけでなく、同じカメラを使って様々な表現ができます。
私も仕事以外でもいろいろな写真を撮って楽しんでいるので、今後はこのUdemyでもいろんなコースを作ってみたいと思っております。
【略歴】
1971年:山梨県富士吉田市生まれ
1994年:早稲田大学理工学部卒業
1994年:電力系の会社に就職(沖縄)
2001年:退職してフリーのダイビングインストラクターとして活動
2006年:沖縄にて「Gallery H」を設立し、水中カメラマンとして活動開始
2015年:山梨県富士吉田市に戻り、屋号を「F360」と変更